インターネットが必要不可欠なものになった現在では、日々のセキュリティ対策の必要性が増しています。
そこで今回は、企業のセキュリティ対策の担当者様や、適切なセキュリティ対策ができているか 確認したいという総務の方に向けて、最低限やっておくべきセキュリティ対策を紹介します。
企業や個人事業主の多くは、社外秘の情報や顧客情報を電子ファイルとして保有している事でしょう。
これらの情報資産は、ウイルス感染や不正アクセス、情報漏えいなどによって簡単に流出してしまうリスクを抱えています。
そのため、保有している情報資産を守る情報セキュリティ対策が必要です。
また、近年のサイバー攻撃は特許庁などの官公庁や大企業だけではなく、小規模な企業や個人事業主を対象にする場合もあり、規模の大小に関わらずセキュリティ対策の推進が求められます。
ここからは、企業や個人でできるセキュリティ対策について触れていきます。 最低限のセキュリティ対策は簡単に導入できるものばかりなのでご安心ください。
最低限のセキュリティ対策として何をすればよいのかを、ひとつずつ確認していきましょう。
最も簡単にできるセキュリティ対策はセキュリティソフトの導入です。
複数のパソコンに情報を分散して保存していたとしても、社内ネットワークに接続しているパソコンがウイルスに感染してしまうと、ネットワークを介して感染が拡大し、 情報漏えいにながってしまう可能性があります。セキュリティ対策ソフトを導入すれば、ウイルスの感染リスクを抑える事ができます。
また、一元管理できる環境を構築する事位で各個人が勝手に設定を変更してしまい、感染経路を作ってしまうリスクも抑える事ができます。
データのバックアップも企業や個人ができる情報セキュリティ対策として非常に有効です。
重要データはヒューマンエラーやソフトウェア障害、サイバーテロなどによって破壊され、漏えいする可能性があります。
外付けのハードディスクやストレージサーバへバックアップソフトを利用してバックアップを作成し、万が一の場合でもすぐに復旧できるようにします。
プログラムで定期的にバックアップを実施する場合は、正常にバックアップが終わっているかの確認と、 そのバックアップから復元できるのかは一度確認してみたほうが良いでしょう。
更新プログラムの適用もセキュリティ対策として非常に有効です。
コンピュータを脅かすウイルスは日々新しいものが作り出されています。
セキュリティベンダは、日々確認されたウイルスに対し迅速に対応し、更新プログラムを提供しています。
しかし、更新プログラムを適用しなければ、意味がありません。 「脆弱性の修正」がソフトウェアから配布された際は、できるだけ速やかにアップデートしましょう。
適切なパスワード設定とユーザー権限管理も企業のセキュリティ対策では必要不可欠です。
まず、パスワードは他人が推測しやすい文字列や数字を避けて大小英字、数字、記号を混ぜ、 最低でも8文字以上(より長いほうがベター)に設定するとよいでしょう。
そして、ユーザーの権限管理も重要です。
企業の場合、すべての社員にソフトウェアのダウンロードやアクセスの権限を与えずに、 管理者のみに制限することでウイルスの感染が予防できます。
企業や個人事業主ができるセキュリティ対策を一覧にして紹介しましたが、 「会社の情報システムについて完全に把握できていない」「セキュリティ対策の担当者が不在」という企業もあります。
そんな時は、セキュリティ診断サービスを利用してみるのがおすすめです。
例えば、弊社ではセキュリティに関する脆弱性対策サービスやセキュリティ対策サービスを提供しています。
まずは脆弱性診断ツールを使用して、サーバに脆弱性が見つからないかモニタリングします。 そして脆弱性が見つかった場合は対策方法をご提案しています。
皆様の大切な情報データを守るためにも、2重3重のセキュリティ対策を行うようにしましょう。